遺言を書いたことを家族等に知らせるべきか?
遺言の保管方法とも関係しますが、遺言を作ったことやその内容を明らかにすべきかは難しい問題です。
公開することのメリット・デメリットとしては以下のようなものが考えられます。
御家庭の事情に応じて、公開すべきか否かを判断するしかありません。
メリット
- あらかじめ公表しておくことで、「そんな遺言書くはずがない」といって遺言無効を主張する者が出にくくなる。
- あらかじめ内容を公表しそのような遺言を書いた経緯を説明することで、家族の理解を得ることができ円満な相続を実現できる可能性がある
短所
- 法定相続分以上をもらう者と法定相続分以下しかもらえない人との間に争いが生じる恐れがある
- 遺言をしてもらったとたん、面倒を見なくなる相続人が出てくる可能性がある
- いったん内容を公表すれば、心理的に変更をしづらくなる
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カテゴリー:遺言の保管